どうしても消せない怒りはありますか?
いつも腹の奥底で煮えたぎっている怒りや不満はありますか?
喉に手を突っ込んで引きずり出したいほど胸や胃が痛む時はありませんか?
でもそんな怒りをより長く・強く持ち続けている人ほど、必死に生きている気がしてなりません。
どうしても昇華できない怒りや憎しみ
コンプレックスで考えてもいいでしょう、逃れることができずずっと付きまとう怒りや不満、憎しみ。
私の場合は「うまく話すことができない・話すことが嫌い」→ベラベラ喋られるとイライラする、という根の深いコンプレックスがあります。
「うまく話せる」から「コミュニケーション能力が高い」訳でもないのに、「話せる」ことは良いことだと思われている。
そんなコンプレックスの裏返しの不満が私を蝕んでいます。
怒りを持ち続けている人は、昇華となる行為を徹底的に実行している
持ち続ける怒りや不満からは、なんとかして逃れたい。
そう願うから、毎日をゆったり・前向きに生きるつもりもない。
だから人より行動できる。
ずっとそう考えていますし、そうやってコンプレックスや宿命に抗ってきた人たちを何人も見ています。
私の場合は、うまく話せないから文章で表現するようになり、文筆が毎日の原動力となっています。
文章なら自分のペースで表現できるし、誰に聞かれているか分からない話し言葉と違って、誰かに読まれなければ誰かを傷つけることもありません。
しかし言葉の重みは胃を痛めるほど毎日実感していますし、執筆自体は一方通行の行為だから「自分が正しい訳ではない、間違いだらけだ」という気持ちに余計辛くなることもあります。
そして余計ベラベラ好き勝手なことを言う人が憎らしくなるのです。
他の人が普通にできることができない、だから違う方法で他の人よりも頑張る。
コンプレックスの裏返しは、行動の原動力になります。
徹底的に行動するからより前に進める
「なんでこんなことできないの?」と満足した豚はでっぷり太っています。
満ち足りているから動くこともしない。
自分を内臓をえぐり出したいほどの怒りや妬みに苦しんでいる人との差は、どんどん広がっていきます。
ツラい時こそ前に出るチャンスです。
私も今日、私のことを何も知らない・私にほとんど何も手をかけていないのに、言葉だけは無責任で暴力的な人たちにめちゃくちゃ怒っています。
「口を慎め」、「言葉を大切に使え」。
そう話し言葉にしてしまえば、私もその人たちと同類になってしまいますから、黙々と己を磨くことに時間と労力を使います。
満足した豚は置き去りにして、憎しみのパワーを糧に明日もがむしゃらに踠(もが)きましょうぞ。