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読書をすると謙虚になれる

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「本は楽しむために読む」と、ただ本が好きなだけで特に読書の有用性を考えずに生きてきました。

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しかし最近、ある読書の有用性に気付きました。

謙虚になれる。

これ以上の素晴らしい効果があるでしょうか。

 

己の小ささを知るから

ある分野を究めた人の専門性は、とても真似できるものではありません。

そんなプロの書いた本を読むことで、自分がいかに無知で小さい存在であるかを自覚します。と、同時にこの本を読む前とは違う自分になれたことに嬉しくなります。

己の小ささを反省しながら、変われる可能性を信じることもできる

これが読書で謙虚になれる理由の一つめです。

 

細やかに言葉を変えて説明できるようになるから

相手に理解してもらおうと、表現や言葉のチョイスを変えること。

また、相手の本当の気持ちを多角的に予測し、正解を考え抜くこと。

いずれも相手への思いやりということで共通しています。

 

読書は言葉や表現を学び、言葉の豊かさを身につけることができます。

また、考え方・生き方の多様性を受け入れ、視野を広げることができます。

「読書をすると他の人への配慮ができるようになる」とよく言われますが、このようなことから変化が起こせるわけです。

 

常識を人に押し付けなくなる・常識で判断しなくなる

少なくとも、他から見れば正しいと思えない意見を、したり顔で押し通そうとするような愚かなことはしなくなるでしょう。

 

あと「え〜そんなん変でしょ」とか言わなくなります。

常識や許容範囲が狭すぎるから、平気で「おかしいでしょ」って言えるんです。

 

女性のお手洗いは基本的に陰口の巣窟、いや魔窟、いや温床?蔓延環境?ですが、自分が受け入れられないことで皆と共感しているわけです。

何事もなかったかのようにおすまし顔で出て行く姿に本当にゾッとしますよ…。
嫌で仕方なくて、いつでもどこでもお昼の化粧直しは人の少ない時を見計らって行ってます。

 

まあ女性のお手洗いに限った話ではないでしょうけど…陰湿!
大阪人みたいにハッキリズケズケ言うか、直接遠回しのイヤミを言うほうがよっぽど爽やかです。

「京都人は腹黒」って言いますけど、裏でズケズケ言う方がよっぽど腹黒いですよ…。 
京都人は誰に聞かれても大丈夫な言葉の表現をしますから、遠回しのイヤミでも全く問題ありません。

受け入れられないことに対して、どう振る舞うか。どうしたら常識を打ち破れるか。

これらが学べるのが読書という行為です。 

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人の話をちゃんと聞けるようになる

きちんと文章を読めるようになると、話し言葉もうまくキャッチできるようになります。

 

内容が堂々巡りの会議や話し合いは、人の意見を聞かない発言者が必ず一人います。

「それさっきAさんがこう言うてはったやないですか」とツッコんでも、別の会議になればまた同じことを繰り返す。

 

会議は自分のアイディアを提案する場でもありますが、それ以上に他の人のアイディアを前のめりで頂きに行くことに価値があるのではないでしょうか。

せっかく時間を割いて参加していただいているのだから、アイディアをしっかりキャッチしてありがたく持って帰る。

会議の目的は議題によりけりですが、共通して目指すべきは「話を聞くこと」です。

自分の主張や意見を押し通して勝ちたいなら、キッチリ提案書を作って責任者にメール送付すれば済みます。

 

会議で大事なことは、読書にも共通しています。

  • 流すだけの速読では、その本・著者の本当に言いたいことは理解できない。
  • 活字を追うだけの読書はファッション。本を飲み込む勢いで没頭せよ。
  • 自分の考えの正当性を確かめる読書を続けると、考えが偏ったままor悪化していく。
  • 自分の考えはゼロベースにして向かう。

 

今までの人生で、おそらく900冊以上は本を読んできたでしょう。それでもまだまだ常識にとらわれていて、知らないこともめちゃくちゃあります。

それでも自分が正しいと思って疑わないことと、自分が正しいと思うことを提起することの区別はついています。
そして他の人の可能性の芽を摘むようなことは、恐れ多くてとてもできません。

これらのことだけでも、読書に意義があることがわかるでしょう。

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