静寂や沈黙を愛する人間もいることを知ってほしい
音に敏感な人というのは、少数派かもしれませんがたしかに存在しています。
私自身がそうです。
自然の音であればちっとも気にならないのですが、アパートの隣室からかすかに聞こえる話し声や生活音でも気になってしまいます。高校生のときは喫茶店の隣の席で喋っている人の声すら気になるくらいでした。
とくに子どもの声や大きい声は非常にキツい。子どもが嫌いというわけではないのですが、とにかく泣き声や大声に耐えられないのです。自分の子どもだったら耐えられるのかなあ…ちっとも想像できないや。
あと電車の後ろの席で話されるのがツラい。イヤホンがないと発狂します。
しかしこれをアスペだとかHSPだとかそういう病名で済ませたって何の解決にもなりません。
内向型の人間は音に過敏という説もありますし(筆者としてはこれが最も納得のいく説)。
▼内向型人間についてはこの本に救われました。
今まで「私はどこかおかしい」と思っていたのですが、この本に書いてあることのほとんどがあてはまったことで罪悪感にさいなまれなくなりました。
世間一般的に良いとされていることがちっとも良いと感じない方、自分がコミュ障だと思う方は是非一読を。
生きるのがだいぶ楽になります。
だからと言って「静かにしろ」といっているわけではありませんが、そういうことで苦しんでいる人もいるんだということを知っておいていただきたいとは思います。
誰もがテレビをつけっぱなしにしておくのが好ましいわけではありません。
お店のBGMはあったほうが当然いいわけではありません。
沈黙が続くからって怒っているわけでもないのです。
私のように何時間沈黙が続いても平気な人間もいます。
今日は雨でしたが、とくに秋の雨の朝や雪が積もるくらい降る日の静寂は素晴らしいですね。こんな沈黙の中で一生を過ごすのも悪くないなあと思ってしまうくらい。
わたしにとっては話す口(mund、むんと)のかわりが文章を書く手です。