消費目的の旅行と、素材を集めるための旅行
ここ半年ほど「ええ記事を書いたり写真を撮ったりする」という目的で旅行をしています。
先日観に行った『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』で気付かされた感は否めないのですが、ぼんやりとそういう目的をもっていたのは何年も前からです。
https://t.co/FeoBF7o7Ag
— ここむんと (@kkomund) 2017年11月30日
"RODIN"「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」観ました。「言葉で彫る」などメモしたいセリフがたっくさん出てきたり、触感や素材の描写がすごかったりと、まさにロダンのデッサンシーンの「目を離したら流れが止まる」状態でした。わたしも言葉の彫刻家になるぞー
そこで今日はこの「素材集めのための旅」についてコメントしてみます。
素材集めの旅
具体的にどんなことをするかというと、
- 記事に使う写真やそのまま商品になる写真を撮る
- 記事の文章に使う表現を考える&盗む
- 記事の文章に使う事実をメモする
- パンフレットや半券をスクラップ&コラージュ
- SNS用の写真を撮る&コメントを考える
- (これはたまにしかしないけれど)草花の採取とスクラップ、スケッチ
てな感じです。
写真は一度の日帰り旅行で100枚以上、ごはんだけ行く場合は1店舗につき5枚以上撮ります。そして同じ料理で最低2枚必須。
そしてスマホで撮っちゃうとすぐに容量がいっぱいになってしまうので、できるだけカメラで撮るようにしています。
あと旅行中にメモを作っておくと、記事を書くときにもう素材が揃っている状態からスタートできるのでラクチンですよー。ポイントや感じたことを箇条書きしておきましょう。
旅行記事だけに使うわけではなく、まったく関係ない内容の記事でもガンガン使えます。というか日常すべてのものが意識次第で素材になりうるのです。
これに気付いてからネタ切れにも困らなくなりました。素材はそのへんにゴロゴロしています、気付くかどうかだけです。
消費だけの旅はノーサンキュー
いっぽうで旅行=娯楽の考え方のほうが一般的ではありますね。
どっか行って観光地2、3こ寄って名物食べておしゃべりして日帰りすれば手軽に休日がつぶせます。
でもね正直そんな遊び方もうとっくの昔に飽きましたよ…。コイバナとか仕事の愚痴とか言いながら移動して、着いたらごはん食べて適当に写真撮ってまただべって……楽しいのそれ?お金と時間があればだれでもできるやん。
悪いですけど楽しむどころかむしろ一日ムダにした気分になるんですよねえ…。
なので徹底的に遊ぶ人のみにフィルターをかけて出かけるようにしています。
昨日行った大阪市立科学館は鬼楽しかったです。頭めっちゃ使って学んで、体験フロアで汗出るくらい本気で遊びましたから。しかも3時間。
大阪市立科学館の土産…萌える pic.twitter.com/h8qHWjA5QB
— ここむんと (@kkomund) 2017年12月10日
しかしこれはわたしが外的刺激の過多を好まない内向型人間だからできるのであって…という話はまたの機会に。
消費で終わるか世に役立てるか
素材集めはコンテンツをつくる者だけに重要なことなのではありません。
株やFXもいわば素材集めとその調理・組み合わせのプロセスをふみますよね。株をサーチして買って配分を考えて。
営業だって、ライターのようにセールスのための言葉集めが必要になります。
つまり素材集めは能動的であればあるほど必要。
遊びも中途半端だと後に何も残りません。適当に撮った写真だけが残ります。それは仕事でも一緒です。
ということで平日も休日も徹底的に遊びましょう。徹底的にログりましょう。そしてコンテンツとしてネット上に放ちましょう。