文学や文豪にちなむ場所へ旅しよう【オススメスポット】
現代小説は殆ど読まないけれど、昔の文学だけは読まずにはいられないここむんとです。
文豪の記念館や実際に訪れた場所、旧邸などがあれば、旅程に入れます。無理矢理にでも。
「でも読んでへんかったら行っても分かれへんし…」
そんなことありません。行かなきゃいつまでたっても分かれへんままです。
そこで今日は文学スポットの魅力とオススメの場所に注目してみましょう。
行けば読むようになる
たとえば旅行で広島の尾道に行く。千光寺山をロープウェイで登って、帰りは歩いて下る。そのときに「おのみち文学の館」の前を通る。
でも林芙美子さんの作品を一冊も読んだことがない。
そこで行かない人の多いことよ。
行けばいいんですよ、少しでも興味をもったなら寄っていけばいいんです。
行ったら読みたくなりますから。
そして、もしそこにひらめきのきっかけとなるものが展示されていたとしたら?
もし自分の価値観を覆すようなスゴイものがあったとしたら?
行かなかったことで損していることがあるかもしれませんよ。
文学スポットの魅力
知識が短時間でふえる
どこ出身、何を書いたなどを短時間で一気にインプットできるので、効率がとてもいいです。
ネットだといくつかのサイトを横断しないと信用できませんが、展示は100パーセントまでいかなくても信用のおける情報源ですよね。
書くモチベーションがアップ
偉人の記念館とか博物館、美術館って、たいてい手稿とか創作メモとかが展示されていますよね。
それを見ていると
「ぐおおお今すぐノート開いて文字書きてえええ」
と居ても立っても居られなくなるのですよね…。
書かない人でも、少しでもクリエイティブなことをする人なら同じ気持ちになるのではないでしょうか。
「20代はまだ成果が出ない期間だからひたすらやればいい」と思える
展示パネルの歴史年表を見ると、年齢に絶望する気持ちが癒されます。
「まだまだこれからだ、今はまだ修行期間だ」
「この人が有名になったのって30代になってからだったのか」
「この人20代は地味やってんな」
とかね。
今の歳になるまでぼんやりゆるゆる生きてきたことを後悔していますが、パネルを見るとまだ可能性はあるんだと思えますねー。
よくわからん自己啓発本より100倍エナジーブーストできますよ。
オススメ文学関連スポット
司馬遼太郎記念館(大阪)
東大阪市に、司馬遼太郎さんが実際に使っていた書斎が保存されています。また展示室のおびただしい本の量がスゴイ。
なんでこんな普通のところに住んではったんや…と思いましたが、6万冊も本を持っていたら引っ越しするにもできないですよね…。
ミニマムですがド迫力です!
おのみち文学の館(広島)
さきほど偉そうに述べたのが、こちら「おのみち文学の館」。
▼林芙美子さんの復元書斎が萌える!
わたしも林芙美子さんの作品は1冊も読んだことがありませんでした。
でも帰宅してすぐに、大学の図書館に『放浪記』と『浮雲』を借りに行ったのを今でもよく覚えています。
ほかにも志賀直哉旧宅も見れます。そういや志賀直哉先生の旧居ってあちこちにないか…?
城崎文芸館KINOBUN(兵庫)
足湯併設の隠れたオシャレスポット。
城崎は言うまでもない、志賀直哉先生の『城の崎にて』が生まれた場所。
文芸館も、常設展で先生ほか城崎にちなむ文豪について展示しています。
わたしはコレをきっかけに、ライティングを目的とした書く旅をするようになりました。
▼先生が療養した「御所の湯」に浸かった後、ぜひアクセスしてみましょう。
小泉八雲旧居(島根)
ここに住んでたのはたったの5カ月だったそうですが、その庭園の美しさにはただひたすら心打たれます。
さかい利昌の杜(大阪)
堺出身の千利休氏と与謝野晶子さんについて扱っているミュージアム。
とくに与謝野晶子先生の展示では、美しい装幀の数々や名言、旅行の足跡なども見ることができます。
生きていることに希望を与えてくれるような素敵な場所です。
抹茶とお菓子もいただけるよ。
京丹後の湯宿ゑびすや(京都)
松本清張先生が『Dの複合』を執筆した書斎とお部屋が残る旅館。
まわりはめちゃくちゃ静かな田園風景ですし、しかも温泉ですし、たしかに執筆が捗りそう。
▼こちらも書きました
これから行く文学スポット
・三島由紀夫文学館(山梨)
・海辺の文学記念館(愛知)
・白樺文学館(千葉)
・川端康成記念館(大阪)
川端康成記念館は近日行ってまいります。なんで今まで行ってへんかったんやろ…。
文学テーマで旅すると無限に楽しめるのでオススメですよ。
読んでなくてもいいんです。興味なくても知るのと、知らずに過ごすのでは全然違いますからね。
それではよい旅を!