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2年半一人暮らしをして得た、私的大阪観2

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朝早く目覚めて、布団の中で大阪にいた頃の自分を思い出して書きたくなりました。

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 つい最近まで大阪にいたというのに、遠い昔のことのように思えてなりません。それほど今は穏やかな暮らしを送っています。

昨年12月までは、大阪の謎感と同じく、わたしも不可解な女になって走り回っていました。

本業はろくに成果も出せずに辞めてしまった程度の思い入れでしたが、そこから外れるとメチャクチャでしたね…。仕事=遊び状態を理想としていたものの、現実は本業と遊びがぱっくりと分かれていました。

副業と遊びと生活は間違いなくいっしょくたでしたがね。

たとえば明石海峡大橋での大渋滞中と淡路PAで納品を完了、とか(大阪ちゃうけど当時のアパートは大阪やったんで堪忍)。

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 難波で飲んだくれてクラブをハシゴして、始発が出ていても帰るのは家と真逆の知り合いの家、とか。

同じようなオールのまま旅行に行って、長い時間横にならなかったからか一週間首の寝違えが治らなかった、とか。

アフリカにある某国出身のバツイチ男性と知り合って、日本語はわかっても英語がわからないらしく「ASHITA AOU」というようなローマ字で日本語を書く謎のラインをやりとり、とか。

大阪の北から南まであちこちを転々として5日ほど家に帰らないヒッピー時代、とか。 

そんな滅茶苦茶ながらもおもろいことがいくつかあった2年半の大阪暮らしでした。

 

しかしそういう生々しい衝動的なエネルギーが、今は湧いてこないんですよねえ。

実家はぬるま湯というのはどうしようもない事実です。

もちろん書きたいという創作意欲は存分にあります。

しかし、あの怒りに任せたような、尻に火がついたような動き回り方は、大阪での一人暮らしでしかできないことだったと今更ながら思います。

 

Uターンしたけど、また旅に出ようかな…とぼんやり考える今日この頃でござります。

なんて書いていたら林芙美子先生の作品が読みたくなってきたので、今夜は次の放浪の目論見を膨らませることとしましょう。

放浪記 (新潮文庫)

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つづく