欲求がどこか欠けていた方がいい仕事ができる
久々に雪が降っています。春の雪…三島由紀夫『豊饒の海』ですね。
と余裕のあることを申しましたが、実際は灯油があまりないのでヒーターをつけず大判ストールにくるまっております。主人公の松枝くんとは正反対ですね。まあ目が冴えて案外良いです。
空腹状態で仕事した方が捗るように、欲求がどこか欠けていた方がいい仕事ができます。
ぬくぬくの部屋で座り心地のいい椅子に座ってあったかいコーヒー飲みながら満腹で仕事できる…わけがないでしょう。寝不足でなくても普通に寝ますって。
快適な部屋で食べたいものでお腹を満たすことが必ずしも良い仕事に繋がるとは思えません。
会社に勤めながらライティングの仕事をし始めてからは、昼ごはんはコンビニおにぎりか自分で炊いた玄米ご飯のおにぎりを2つ食べるようにしていました。飲み物は大量の水、たまにエナジードリンクやブラックコーヒーを足します。
昼休みにどれだけ仕事を進めて家で寝る時間を確保できるかの勝負だったので、昼休みに眠くなってしまっては家で苦労するだけでした。ひもじさは毎日感じていましたが、書けずに朝になってしまう恐怖よりはマシやと思っていました。そして15時くらいには空腹が襲って来るものの、眠気で何もできないよりはマシやと思ってました。
「ランチを一人で食べる奴は出世しない」とどこかで聞いたことがありますが、私の知っているスゴい講師の方や成果を出してはる方は、昼ごはんに時間をかけてはらなかったと思います。というかそもそも食べる時間が取れないのかもしれないですね。
あと満たされた環境だと感覚がマヒして書くことが思いつかなくなるんですよね…。不満があったほうがおもろい文章が書ける気がします。
高級住宅街から出たことがない人が工場街の淀んだ空気が表現できるか?できないはずです。
とにかく満たされるほど仕事の進度が遅れる。これは間違いないでしょう。
満たすより差し引く時代。温室よりちょっと隙間風が入る部屋の方が適した環境なのかもしれません。
…寒くて眠なってきた…あかんやん。
▼ファッションも欲求を溜めておきます。