【ベラスケス】プラド美術館展@国立西洋美術館に行ってきたよ【スペイン】
先日の展覧会ハシゴシリーズから、今回はプラド美術館展の詳細をご紹介します。
国立西洋美術館
国立西洋美術館はル・コルビジェ氏のデザインです。世界遺産で昨年記念切手もリリースされました(買った)。個人的な趣味ですが、ルーベンスとか現代アートとか混ざってたら最高。
▼常設展からチラチラ見える景色もいちいち美麗でウットリしますよー。
雨でも十分美しいですが、晴れてたらもっと綺麗なんでしょうねえ。
プラド美術館展感想
ベラスケスはそこまで興味がなかったものの、スペインまで行ったら何十倍とコストがかかるため迷わず入館しました。
ベラスケスはめっぽう稼いだものの謎の多い人物だそうです。それを表すかのように写実的な肖像画が多く、あまり主張のない絵画が多かったですね。
▼ただご主人様のフェリペ4世(お世辞にも美男とは言えない)をキリッと描いてはるところから超一流の実力を感じました。
▼あと今回の主役、息子のカルロス君。
可愛らしいですね〜。馬がごっついのは高い位置に飾る前提で描かれたからだそうです。たしかに遠近法で馬がナヨっとしてしまったら台無しですもんねえ。
▼さらにまあまあ人だかりができていて何やろと思って見たら、ちょっと笑ってしまったこの作品。母乳めっちゃ飛ぶやんww
▼ブリューゲル作品もあります。ブリューゲル展にも五感をテーマにした作品(『嗅覚の寓意』)がありますが、プラド美術館展にあるのは1世、ブリューゲル展にあるのは2世の作品で別物ですのでご注意を。
と、作品ごとにコメントを付け出したら止まらないのでこのあたりで。ただコメントつけたい欲はおさまらないので別枠でやりますね…。
なかなかマニアックな展覧会を予想していましたが、肖像画が多いのでとっつきやすいかと思います。今年8年ぶりに来日するフェルメールなど、写実がお好きな方は特に気に入りはるでしょう。
スペイン王朝の知識はあった方がマニアックに楽しめますが、なくても全然大丈夫です。現代でもオシャレと感じられるかファッションチェックをしたり、自分のお気に入りの人物を探したりすると楽しく観れますよー。
6月13日から兵庫県立美術館に巡回します。1人300円オフになるペア前売り券も4/9まで販売中ですので、お早めにどうぞ。