抜き書きの効用とその方法とは?読書ノートはどう作る?
アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
- 作者: 読書猿
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2017/01/22
- メディア: 単行本
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▲勝手にわたしの「私淑」にしている読書猿先生の著作。発売された日からたまにちょこちょこ読み、ちょこちょこ実践しています。
買った〜!中までまっきっきや、読みにくっ。でもそのぶん書く行為に集中できるね!
— むんと (@kkomund) 2017年3月2日
今晩からこつこつモレスキンに書いていきます。
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その中で、「抜き書き」についての章(pp.156-62「ヴァーチャル賢人会議」)が非常に刺さりました。
そこで今日は私なりに抜き書きのアイデアのアイデアをまとめてみます。
抜き書きの効用
抜き書きをつくることの効用は、今日ほぼ忘れられているが、これは古来ものを考え書く人間の嗜みであり、自己修養に欠くべからざる手業だった。(『アイデア大全』p.161より)
①文章を読むことが楽しくなる
抜き書きには、当然ながら写す文章が必要です。
気に入るフレーズ、抜き書きしたいフレーズを探すようになるので、継続していけば自然と活字にあふれた生活を無限に楽しむことができます。
その文章は慣れれば慣れるほど、どこからでもゲット可能。つまりちょっとしたパンフレットや商品の紹介文なんかも十分教材になるのです。
②時間と量を重ねるほど武器になる
1日1フレーズでも、1年で365フレーズ。抜き書きをコツコツ蓄えれば蓄えるほど、自分の確固たる武器になります。大量のモレスキンノートブックはそれだけで圧倒的な存在感ですし、それだけの冊数を終わらせたときの自分自身は1冊目のときから大きくステップアップしているハズ。
③ネタ切れ防止、むしろ湧いてくる
ネタ帳としても使えるので、何も思いつかないときはエジソンのように過去の抜き書きを読み返しましょう。抜き書きを2つくっつければ違う命題ができます。ミックスしてもいいです。イメージとしては、書けば書くほど雪だるま式にくっついていきアイディアが大きくなっていく感じですね。
④書く行為への抵抗がなくなる
抜き書きは写経のようなもの。最初はしんどいです。文章の途中でやめたくなります。しかし慣れれば書くことが当たり前になります。ノートとペンのすべり具合や、びっしり文字が書かれたノートに萌えるようになればしめたもの。
はぁぁ萌える
— むんと (@kkomund) 2017年9月20日
レオナルド・ダ・ヴィンチから学ぶノート術 | 弐代目・青い日記帳 https://t.co/4eQgvUa30a
⑤自作文が矯正される
プロの文章を写せば、自然と自分の文章もその構成や言葉選びなどに従うようになります。まさに「真似ぶ」でございますな。
何を抜き書きするか?
①仕事に関すること
抜き書きが生きてくるのは、とくにライティングの仕事のときです。
▼現在音楽メディアで執筆していますが、例えばこの記事。
タイトルが半角コンマで文字化けしているのは仕様なのでお許しを~。
歌詞の引用をしているのですが、コレは以前「B'zの素敵な歌詞をまとめておこう」ということで抜き書きしたものをそのまま使用。
さすがにポエムチックに写していたらコワいけど、「素材」として書き留めておくことは非常に有効です。
あとは音楽用語、とくにギター用語を抜き書きして勉強するのが楽しい。「キュイーン」とか関西人かって突っ込みたくなる擬音に頼ることなく、表現の幅が広がるので良いですよ。
旅行サイトの記事も、できれば旅行したその日に箇条書きでメモをつけたりパンフレットを抜き書きしておけば後々楽です。
ホントこういうメモとか写真とか、いつ必要になるかわかりませんからね。ロングスパンで考えてストックしておきましょう。
②趣味・生活に関すること
美術館の説明書きや料理本やごはんコンテンツでイイなと思った表現をメモすることはもう習慣。
コレもいつ趣味が仕事に変わるかわからないのでマメにメモしておきましょう。
③本を写す
これがいちばん多いかな。本こそ良素材の宝庫です。1冊の本から1フレーズ書き留めることができればもうそれだけで大成功。それくらいのおおらかな気持ちで宝探しに出かけましょう。気づけば読書好きにもなっていることでしょう。
読書ノートはどう作る?
▼書き方の概要はこんな感じ。
▼実際の使用例はこちら。
これに関してはここで書ききってしまうと長くなって誰も読んでくれないだろうから、改めてまとめることにします。
それではまた!