2月に読んだ本とコメント集・前編
ということでそそくさと締めていきます。まずは本リストから!斬る!!
本渡す日もつくろうず #バレンタインデー
— むんと (@kkomund) 2017年2月14日
彼がこのままいつまでも——目も見えず、思い出もなく、将来のことも考えず——《駄々っ子坊や》のままでいてほしい、できるものなら自分で腹を痛めて生んでやりたかった《坊や》のままでいてほしい
個人的にこのフレーズと場面がとても好き。
物語全体で、ちょっと一条ゆかりさんの『砂の城』みたいなオーラを感じたよ。ナタリーとフランシス(子)のような。
砂の城 全4巻完結(文庫版)(集英社文庫) [マーケットプレイス コミックセット] [?] by [?] by [?] by [?] by [?] by ...
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
とても気に入ったので何度も読み返しましょう。
今日の旅のお伴。
— むんと (@kkomund) 2017年1月28日
寝るのにちょうどいい窪みを探してレアにすりすりもぞもぞするシェリくんが激かわ。。年下男性が好きな方にはたまりません。。
シェリ (岩波文庫) 岩波書店 https://t.co/9RDcZPNWyi @amazonJPさんから
シェリに萌えまくったので年下男性シリーズで古本を何冊かポチー。
— むんと (@kkomund) 2017年1月28日
ブラームスはお好き (新潮文庫) 新潮社 https://t.co/HQKTl1aDbi @amazonJPさんから
シェリ「ほんとにシックな連中はね、そうだよ、女でも男でも文句なしにエレガントな連中ってのは、目のまえに迫った季節のための装いってものがあって、それが待ちきれないで、じりじりするものなんだ」
— むんと (@kkomund) 2017年1月28日
2.『椿姫』デュマ・フィス(新潮)
すぐ読み終えてしまいそうでもったいない〜 #椿姫 #サガン #古本 pic.twitter.com/MO1bbrVeTx
— むんと (@kkomund) 2017年2月1日
上記『シェリ』で年下萌えが覚醒してしまい即購入。
『椿姫』はヴェルディのオペラでお馴染みよね。
▼この曲の知名度よ。
サガンのほうはめちゃくちゃ歳は離れていないけどやはり歳の差や老いが重くのしかかってくる作品。
おフランスでドイツなブラームスが出てくるのがすごく違和感あるけどとてもいいのよねえ、じっとり感がポールのオーラにピッタリだ。
シモンやロジェはシェリみたいにコンニャクなお坊ちゃまではなく、けっこうしっかりしてはって彼らのほうが好みだなあ。
はああ萌えた…萌えすぎてポールみたいにぐったり疲れた。
- 作者: フランソワーズサガン,Francoise Sagan,朝吹登水子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1961/05/12
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
4.『カラー版 音楽で楽しむ名画: フェルメールからシャガールまで』加藤浩子(平凡社)
超おもろかった。
読破するのがもったいなくてちびちびページめくってる。調べたり聴いたりしながら一週間は楽しみたい。
— むんと (@kkomund) 2017年1月29日
加藤 浩子 の カラー版 音楽で楽しむ名画: フェルメールからシャガールまで (平凡社新書)https://t.co/bYnSGOnelX
画集のような見ごたえ・読みごたえ。
これを教科書にしてオペラと絵画同時に鑑賞するのも楽しそう~
カラー版 音楽で楽しむ名画: フェルメールからシャガールまで (平凡社新書)
- 作者: 加藤浩子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2016/11/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
5.『知性について他四篇』ショーペンハウアー(岩波)
今日の一冊は買って読んでなかったこちら、ヘヴィで一日で読みきれるのを欲して
— むんと (@kkomund) 2017年1月31日
知性について 他四篇 (岩波文庫) 岩波書店 https://t.co/nnImsPRfii @amazonJPさんから
- 作者: ショーペンハウエル,Arthur Schopenhauer,細谷貞雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/03
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
大多数の人間は、その本性上、飲食と性交以外の何事にも真剣になれないという性質をもっている。この連中は、希有の崇高な資質の持ち主が、宗教や学問の芸術の形で世の中にもたらしてきたすべてのものを、たいていは自分の仮面として用いて、ただちに彼らの低級な目的のための道具として利用することになる。
かりものの知識では天才にはなれない。オリジナルの知識を伝えられる者こそ天才だ、ということを説いてはります。
哲学書⋀岩波文庫にしては読みやすくてオススメです。そういえば『読書について』がちょっと流行っていた時期があったね。これもブームになっていいと思う~
いつもkindleや文庫本ばかりやからたまには読みやすい紙のエッセイを。電子と紙、内容美と形式美、両方の良さを愛していきたいです。
— むんと (@kkomund) 2017年2月7日
養老孟司の旅する脳 小学館 https://t.co/jFhPHroKzE @amazonJPさんから pic.twitter.com/iPMnacztEr
書店ウロウロしながらなんとなく手にとってなんとなく気に入りまして。
わくわくするエッセイでした。ぽんと興味深い事例を出してきはって次へ次へとサクサク読んでしまう素敵な本です。
7.『僕らが毎日やっている最強の読み方』池上彰・佐藤優(東洋経済新報)
めちゃ売れ書籍。
書き込みしたくて紙媒体で購入、続きが超気になって飛び起きた。最近ニュースをベースに本読んでないなあ。
— むんと (@kkomund) 2017年2月7日
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 東洋経済新報社 https://t.co/bEpsPpTHgn pic.twitter.com/okHPrqoC2U
これはちゃんと読書メモつけます!
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
8.『群像』2017.2 「3つの短編」はあちゅう (講談)
Webでチラチラ見かけて気になって買っちゃった!
はあちゅうさんの書いた本初めて買いました。
これをきっかけにハマりまして、ちょこちょこ電子書籍と紙本も買ってます。ツイッターやインスタグラムもちょこちょこ覗くようになりましたが、なに読んでも素敵な人だなあ~と惚れ惚れ。
▼ツイートしてはったキャラメル石鹸、じつは持ってるんです。えへ
あとメモ、という言葉を多用してはるのがわたしと同じで勝手に喜んでるwそういう読者に近いところで言葉を使って文章をつくってはるところも素敵だなあと。
やさしい文章なのにざっくり斬られるところもある。でも読み終わったら心に風が通ったように清々しく、愛おしくなって本を抱きしめてしもた(誇張でなく気付いたらほんまにやってました)。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— むんと (@kkomund) 2017年2月12日
【画像あり】読書メモをつくろう - 日の出まえhttps://t.co/oenKIjfmxD pic.twitter.com/eVp6p5J6Um
▼詳細はこちらからどうぞ!
▼モレスキンメモ(部分)はこちらから
10.『反知性主義:アメリカが生んだ「熱病」の正体」(新潮社)
トランプ関連書のところにあってかつ佐藤先生がとりあげてはったのでkindleバージョンで購入。
反知性主義という言葉を、本を読まない若者やウェーイな大学生への悪口として使うのはなんか違う。反知性主義=バカという意味で使ってもいいけど、軽々しく使うのはなんかちがう。
●●主義、という言葉は定義があいまいで使い方もさまざま。ただその言葉の起源や考え方のもとをたどれば、適当な使い方はできなくなります。
その「熱病」の事例をいくつか見ることができるのが本書。神学の知識がなくても、しっかり読めばじゅうぶん理解できるのでおススメします。
▼モレスキンメモ(部分)はこちらから
後編につづく。。。